第2部 ドクタードリトルと暴れ馬
1.プロローグ
1996年につくられた実写版ピノキオのサウンドトラックより「ALL FOR ONE」の曲を使わせていただいています。
文字通り一人のためにすべての人が力を尽くす精神で進みたいですね。
2.ドリトル家
アヒルのダブダブ(TA)は食堂が汚いことが許せません。相棒の犬のジップ(FJ)サルのチーチー(FE)に掃除を手伝ってもらいます。お腹がすいた3匹はドリトルに食事をおねだりします。たちまちカナリアのピピネラ(OA)ブタのガブガブ(TN)フクロウの
トートー(YA)オームのポリネシア(SM)助手のスタビンス(TS)が食堂に集まります。あっという間に食事が済んでおしゃべりなど
楽しんでいると、窓から珍しい来訪者が飛び込んできました。都会暮らしのスズメ、チープサイド(KK)が久しぶりに訪ねてきたのです。みんな大喜びで歓迎のダンス。
3.スズメのみやげ話
都会からここ沼のほとりのパドルビーまでの道中で見聞きしたことをチープサイドは一生懸命お話ししてくれました。
そのお話の中でみんなが気にかかることが・・・丘の上の牧場の年老いた馬がわけもなく大暴れをしてご近所の人たちが心配しているというお話。ドリトルも知り合いの馬でしたから気が気ではありません。早速スタビンズと一緒にその牧場に向かいました。
4.とある牧場の暴れ馬
居ました居ました、チープサイドのお話よりももっともっと大暴れの馬(OK)が。ドリトルとスタビンズは様子をうかがいながら
何とか話をしたいと試みますが馬はますます抵抗するばかりです。手荒なやり方でしたがバケツで水をかけて馬を静かにさせてから
ドリトル家に連れ帰ります。この馬君は仲間がいない寂しさに耐えかねて暴れているのかもしれないねえ・・・
5.馬をクリニックへ
ドリトル一家に迎えられた馬はまたしても大暴れ、疲れ果てた様子のまま眠ってしまいました。
6.夜更けの会議
みんなはそれぞれのねぐらに戻りますが、ドリトル、スタビンズ、トートー、ポリネシアは馬の眠るその場に残り、明日の作戦会議を始めます。が、なかなか話がまとまらず夜は更けていきました。彼らもそれぞれの寝床に引き上げていきました。
さてさて、とりあえずクリニックの基本に帰って、身体検査そして診察から始めよう・・・ドリトルの結論でした。
7.診察・検査
朝が来てドリトル一家総出で検査の準備。用意が整うとドリトルは馬を起こし、言い聞かせます。「これから体を触られたり立ったり座ったりいろいろやってもらうけれどこれはみんな馬君のために大事なことなんじゃ。少しの辛抱だから我慢しておくれよ。」
身長を測る。胴回りを測る。体重を計る。脚の関節、蹄の具合を診る。聴診器で心音を聴く。いずれも正常。今度は視力検査。
あれ、大好物のにんじんの絵に反応しない。大嫌いなネズミの絵もへっちゃら。おかしい、おかしいぞ!
馬は眼に問題を抱えているようです。「メガネをかけたらどうでしょう」のダンスのあとストップモーション。
実はこのストップモーションの間にスタビンズが腕のいいメガネ職人にメガネづくりを頼み何回かレンズ調整をして馬君にぴったりのメガネが出来上がった経緯が省略されております。申し訳ございません。でも一刻も早くメガネを付けて喜ぶ馬君の姿が見たかったのです。わかってくださいね。
8.メガネをかけた馬
メガネをかけた瞬間に暴れ馬は消滅。元気を取り戻した馬はドリトル一家の盆踊りの祝福を受けてめでたしめでたし。おなじみの
フニクリフニクラの曲、日本では鬼のパンツなどという怪しからん歌にしてしまったものがおるようじゃが、みんな変拍子なのに
上手に踊りました。
9.フィナーレ
ビートルズのall you need is love等の曲でカーテンコール、第1部出演の「その名はアレグリア」「太陽」も加わってたくさんの拍手をいただきました。本当にお客様に感謝申し上げます。ありがとうございました。
出演の子供たちは場面場面の意味をよく理解し楽しくそして立派に踊り演じていました。大きな成長を感じました。他者を理解することはとても難しいことですが、思いやりの心でいつも接したいですね。